脚本・演出:チョン・チャンス 作曲・音楽監督:ハン・ヘシン
パク・ジョンウォン、キム・ジオン、キム・ジュニョン、チェ・ソクジン、ユ・ヒョンソク、ヒョン・ソクジュン、キム・デヒョン 他
2021.11.09
2022.01.30
上演中
大学路自由劇場 (自由文化発電所))
これは、あなたの心の中から持ってきた物語です。 【作品概要】 この作品は第一次、第二次世界大戦後、アメリカンドリームを夢見てヨーロッパからアメリカ大陸に大規模な移民があった、アメリカのニューヨークを背景にしている。 当時、ニューヨークはそれぞれ異なる地域の人々が流れ込んだことにより、社会を構成する人々のアイデンティティが混乱し、不信が蔓延していた。 この作品は、世界が成長と新しい世界に対する夢で膨らんだ時に疎外されてきた子供たちの姿を見せている。 叶えたい夢と、一日しか生きられないような険しい人生の間に立っている2人の兄弟の平行線のような現実は、観客にも多くの考えと心に響くものを残すだろう。 ● チョン・チャンス、ハン・ヘシンのコンビが作ったもう一つの名作誕生 ミュージカル『murderer(マーダラー)』、『テレーズ・ラカン』を通じて観客に新鮮な刺激を与え、観客と評論家の注目を集めているこのコンビが、今回はどんなシナジー効果を生み出すのか気になる。 彼らは「久しぶりの新作なので、最善を尽くして準備している。変化し続ける新しい世界とは比較される、満たされてない2人の兄弟の悲しいけれど温かい物語が、観客の方々によく伝わることを願う気持ちで作品の中で様々な試みをしてみようと思う。期待してもいいと思う」と想いを伝えた。 【あらすじ】 1950年、ニューヨークの古びた家に住んでいる2人の兄弟、エディとアルフィー。 体が良くないエディと、そんな弟の世話をしてるアルフィーの前に、謎の存在であるAが現れる。 貧しさと死の間にぽつんと置かれた兄弟は、Aによって本音が反映された役割遊びを始める。 エディのためにお金を稼ぎに家を出たが、このまま消えたいと思うアルフィー。 アルフィーの人生から障害物のような自分を消したいと思うエディ。 死が目前に迫ったその瞬間、エディとアルフィーは心の奥底に秘めてきた真実と向き合うことになるのだが…