脚本・作曲・演出:ソ・ユンミ
チョン・ソンウ、ファン・フィスン、イ・ジュヌ、ソン・サンウン、チャン・ミンジェ、キム・ドビン、キム・デヒョン 他
2024.02.16
2024.04.14
上演中
チュンム(忠武)アートセンター
この物語は、物語についての物語だ。 【作品概要】 2022公演芸術創作産室台本公募創作ミュージカル部門選定! 2023公演芸術創作産室、今年の新作ミュージカル部門に選定! 「公演芸術創作産室」の台本公募に選ばれ、ショーケース開催後、今年の新作に最終選定! システマチックな支援を受けて完成したウェルメイド創作ミュージカル『イソップ物語』 私たちがよく知っているギリシャ説話「イソップ寓話」をモチーフにして、口から口へ、心から心へとつながり、伝わってくる「物語」の旅について語る。 ずっと昔に生まれ、今でも私たちの心に触れ、傍にとどまってキラキラ光る物語についての物語。 「真心を伝える物語は心の中に必ず流れ、届く」 【あらすじ】 はるか昔、2600年以上前のギリシャのサモス島。 この美しい島にはいつも物語が流れている。 とりわけ嵐が吹き荒れたある日の夜、奴隷「ハンナ」が息子「ティモス」と 幼い主「ダナエ」に面白い物語を聞かせていた。 物語を愛するギリシャの神々と精霊たちも彼らのそばに集まった幸せな瞬間、激しくなる嵐に幼い娘ダナエが心配になったファビロスがダナエの部屋を訪ねてくる。 ハンナは主の部屋に入ってはいけないという規則を破った息子ティモスを隠そうとしてついダナエの顔に消すことのできない傷跡を刻み、怒ったファビロスによってティモスも同じ傷を分け合うことになる。 月日が流れ、ダナエとティモスは互いにたった一人の友達に成長する。父親によって家に閉じ込められたまま暮らすダナエは、ティモスと一緒に物語を作り、その物語をティモスが人々に聞かせることで世の中と疎通している。 ある夜、神々も休んでいくというサモスの青い夜、ティモスは青い夜の海が見たいというダナエと共に勇気を出してこっそりと家を抜け出す。不幸の神が盗み聞きしていることも知らず、砂粒と波に幸せを刻んだ二人は、結局ファビロスに見つかってしまい、ティモスはアテネに売り飛ばされてしまうのだが...。 「必ず戻ってくる。何としても」 ティモスは再びダナエの元に戻って来れるのだろうか? どんな物語を作って、またどんな物語を伝えるのか? そして、その物語は私たちにどのように伝えられるのだろうか?