脚本:リー・ホール 翻訳:イ・サンウ 演出:イ・サンウ、キム・ハンネ、キム・ミラン
チョン・ソクヨン、ソン・ジェリョン、カン・シンイル、パク・ウォンサン、ユン・サンファ、オ・ヨン、キム・ジュンギ 他
2022.12.01
2023.01.22
上演中
トゥサン・アートセンター(ヨンガンホール)
 【作品概要】
 平凡な炭鉱夫たちの日常に入ってきた、特別な絵の物語
 
 評論家と観客を魅了した演劇『炭鉱の絵描きたち』、10年ぶりの再演!
 
 2010年に明洞芸術劇場で初演された『炭鉱の絵描きたち』は第3回韓国演劇大賞「作品賞」、韓国演劇評論家協会「今年の演劇ベスト3位」等、評論家の絶賛と共に観客から再公演の要望が多かった作品の一つだ。
 
 初演時より、外国の作品だという違和感を感じさせない暖かい翻訳と、人間味あふれる演出で優れた作品を作り出したイ・サンウと、この作品に新しく参加する俳優たちが見せてくれる感動が期待される。
 
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 キャンバスに出会って人生が変わってしまった夢のような実話をもとに、『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー』の作家リー・ホールが描いた、希望をたたえる歌。
 
 平凡な炭鉱夫たちの日常に入ってきた特別な絵の物語が見せてくれる、驚くべき人生の魔法!
 
 普通の人たちが世間の注目を集める人物になったら?
 それも、誰もが一度は夢見るような芸術家、画家なら?
 
 1930~40年代のイギリス北部。
 炭鉱町に住み、働いていた鉱夫たちが絵を描きながら、自分の考えを表現できるようになり、徐々に有名になる。
 “アシントン・グループ”という名で呼ばれるようになった彼らの夢のような実話は、炭鉱町出身の作家であるリー・ホールに出会い、生き生きとした物語に生まれ変わった。
 
 「誰もが見なければならない、美しい芸術作品」という評価を受け、イブニング・スタンダード・アワード最高演劇賞、TMAアワード今年の最高新作賞、ジャーナル・カルチャー・アワード今年の公演賞を受賞し
 世界各国でも賞賛されてきた名作に、韓国の舞台で再び出会う。
 
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 舞台の中で出会える美術の話
 
 この作品はもしかしたら、遠い国の美術館にいる感じを与えるかもしれない。
 レオナルド・ダ・ヴィンチとシスティーナ礼拝堂の天井画をはじめとした有名画家の絵だけでなく、ウッドホーン炭鉱博物館に実際に展示されている“アシントン・グループ”の生き生きした作品まで、客席に座って鑑賞することができる。
 鉱夫たちの絵から彼らの人生と、それを通して自分自身の姿を見つけるよう期待している。
 
 「芸術は、私自身です。芸術は自分自身を知ることです」
 という、ライアン教授の言葉のように…
 
 ● 劇作:リー・ホール
 ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー』を通じて、韓国の観客にもすでに親しまれている
 イギリスの劇作家リー・ホールはラジオドラマ、演劇、ミュージカル、映画などジャンルを問わずエネルギッシュに活動をしている。
 映画:『キャッツ』、『ロケットマン、ヴィクトリア女王 最期の秘密、戦火の馬』、『トースト ~幸せになるためのレシピ~』、『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー』他
 ミュージカル:『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー』
 演劇:『ネットワーク』、『Our Ladies of Perpetual Succour』、『恋するシェイクスピア』、『Two's Company』、『雪の子』他
 
 ● 翻訳/演出:イ・サンウ
 言語に対する格別な感覚とユーモアをもとに、いつも作品に対する新しい解釈で視線を惹きつける彼は、特に俳優同士の自然な演技とエネルギーの交感が生きている躍動感のある演劇を作ってきた。
 
 前・韓国芸術総合学校演劇院教授
 前・劇団チャイム芸術監督
 2002年 韓国演劇協会今年の演劇作品賞
 2002年 韓国演劇評論家協会今年の演劇作品賞
 
 演劇:『LoveLoveLove』、『そこに』、『風船』、『チルスとマンス』、『かつて愛した女に送る旧ソ連宇宙飛行士からの最後のメッセージ』、『蜚言所』他
 映画:『小さな池』
 劇作:『蜚言所』、『豚狩り』、『老い泥棒の物語』、『チルスとマンス』、『4月9日』他
 
 
 【あらすじ】
 「直接やってみてください! 必ず自分で描いてみるんです」
 「芸術は私たち自身を変化させるものだ。それがまさに芸術だよ」
 
 1934年、120万人の鉱夫たちが集まって暮らす炭鉱町、アシントン。
 “美術鑑賞教室”に出席した鉱夫たちが講師を待っている。
 講師のライアンはミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチなどのルネサンスの名画を見せながら、美術史を説明しようとする。
 
 しかし、“絵の意味”について知りたがっている鉱夫たちの意図は、最初から噛み合わない。
 やがて理論の授業の無意味さに気づいたライアンは、美術鑑賞の代わりに受講生に直接絵を描いてみるよう提案する。
 自分たちが描いた絵を取り出して見せることさえ恥ずかしがっていた鉱夫たちは、自分たちを表現できる美術制作にだんだん興味を感じ始める。
 
 ますます活気を帯びる絵画作業室を訪問することになった美術収集家で芸術支援者のヘレン・サザランドは、鉱夫画家のオリバーに後援を約束し、アシントンを離れて専業画家としての生活を勧めるようになるが…