脚本:キム・ジシク 作曲:ユ・ハンナ 演出・脚色:キム・ミンジョン
チェ・ソクジン、ヒョン・ソクジュン、ファン・スンジョン、チュ・ミンジン、パク・ジョンウォン、ソン・ユドン
2023.06.07
2023.08.27
上演中
西京大学公演芸術センター(スコーン2館)
私の名前が消えた 【作品概要】 ● 嘘のように帰ってきた! 2022年初演での興行熱風、前売りサイト観覧評点9.7で売り切れ神話記録! 美しい舞台、感覚的なミザンセーヌで観客が待ちわびていたミュージカル、絶妙なコンビネーションを披露した俳優たちと共に帰ってきた! ● セリフ、音楽、照明、小物、舞台が完璧に調和して誕生した作品 『ザ・ラストマン』、『ラ・ルミエール』、『ラン』などで観客を魅了した劇作家キム・ジシク 『ナルチスとゴルトムント』、『朝鮮弁護士』、『マルティン・ルター』などの実力派作曲家ユ・ハンナ 『ヘドウィグ』、『スプリング・アウェイクニング』、『バンジージャンプをする』などの演出キム・ミンジョン 東亜演劇賞出身のパク・サンボン舞台デザイナー、チェ・ボユン照明デザイナー、キム・ヘジ小道具デザイナー ● 19世紀イギリスで起きた実話を基にした、致命的で魅惑的な話 イギリスの代表的なロマン主義作家であるジョージ・ゴードン・バイロンと、最初のヴァンパイア小説を書いたジョン・ウィリアム・ポリドリの実話をもとにした、過去と現在、小説と現実を行き来するドラマチックなストーリー。爆発的な感情が圧縮された、詩的な台詞と繊細さ、心理描写の際立った二人芝居! ● 背景:小説『吸血鬼』 1819年に出版された、美しく邪悪なヴァンパイアを主人公とした、最初のヴァンパイア小説。 ● 小説『 吸血鬼』あらすじ ロンドンの冬、社交界に彗星のように登場したルスヴンは、貴族という地位よりも独特さで注目を集める人物だった。同時期に現れた若い紳士オーブリーはかつて両親を亡くし、莫大な遺産を受け継いでいた。ロマン主義に陥っていたオーブリーもルスヴンに関心を持ち、一緒に欧州旅行に行く。 しかし、ルスヴンが巧妙な方法で人々を堕落させることに気づき、彼のもとを去る。オーブリーはギリシャで宿主の娘イアンテに出会い、恋に落ちる。そして彼女からヴァンパイアに関する話を聞き、ヴァンパイアの様々な特徴がルスヴンと一致するという事実を悟ることに… ● もともとジョンはこの作品を出版するつもりはなかったというが、どういうわけか1819年4月1日エイプリルフールに、嘘のようにイギリスの『ニュー・マンスリーマガジン』4月号でバイロンの作品として発表された。その後、ジョンは自分が著者であることを主張する手紙を出版社に送り、「小説の土台はバイロンのものだが、これを発展させたのは自分だ」と積極的に抗弁し、自身の権利を主張した。 その後、ジョンの名前が記載された。 【レビュー】 ● 作品が与える緊張感の中で、俳優たちの絶妙なコンビネーションが目立つ演劇。 ● 美しい舞台、音楽、衣装、演技などがよく調和した、ある春の夜の夢のような物語。 ● 公演が終わっても心の響きと感情が波のように押し寄せてくる、心臓が止まりそうな演劇。 【あらすじ】 どんな嘘もすべて許される4月の最初の日、嘘のようにあらわれた小説『吸血鬼』。 果たしてこの小説の真の主人は誰なのか? ロンドン社交界の名士バイロン男爵の元主治医で作家志望のジョン・ポリドリは、1819年4月1日付の『ニュー・マンスリーマガジン』を見て驚く。 誰にも公開しなかった自分の小説『吸血鬼』が、バイロンの新作として発表されたのだ。 嘘のような事実に衝撃を受けたジョンの目の前に忽然とバイロンが現れ、バイロンは許可もなく自分をモデルにヴァンパイア小説を書いたことに怒りながらジョンを責め立てるが… 小説『吸血鬼』をめぐる2人の男の嘘と真実。 果たして本当の「物語」は何なのか。