脚本・作詞・演出:ソン・ジョンファン / 作曲・音楽監督:キム・ウニョン
チョン・サンユン、ソン・ヨン、キム・ジヌク、キム・ジュノ、ソ・ジョンファ、パク・セヒム、チャン・ボラム 他
2023.09.26
2023.12.10
上演中
ドリーム・アートセンター (4館)
【作品概要】 ●大人のための童話、自分に伝える物語、ミュージカル『ムーン・ストーリー』 興味深いストーリーと感性に優しく触れる温かい音楽をお届けする。 2018年トライアウト、2021年の初演を成功させたウェルメイド・ヒーリング・ミュージカル『ムーン・ストーリー』が二年振りに帰ってくる。 より温かく美しい音楽とともに、2023年現在を生きているすべて都会の青春たちに、更に深まった完成度で癒しと希望のメッセージを届けます。 ●名実ともに最高のクリエイターによる化学反応 ミュージカル『死の賛美』『ウェスタン・ストーリー』でこれ以上ないコンビ力を見せてくれた脚本・演出のソン・ジョンファンと作曲のキム・ウニョン。彼らとともに最高の実力派俳優たちが作品の完成度を高める。 ●月と地球の子供たち、そしてチリチリになった記憶の断片。 地球の強い重力に囚われた4人の登場人物たちがすれ違う時間。 我々は見つけなくちゃいけない。自分が誰なのか、どうしてここに存在しているのかを。 【レビュー】 ●不幸な運命の中でも、あなたは独りじゃなくて、むしろ月からきた特別な尊い存在かもしれないと教えてくれる作品 ●舞台は様々な小道具によって美しく十分に好感が持てると同時に、馴染みやすいメロディーは観客にいい思い出を手渡すのに十分だ。 ●『ムーン・ストーリー』は世の中が隠してしまった人たち、そして自分自身を隠してしまった人たちに向かって叫ぶ。あなたは違うだけで決して間違っているんじゃないと。 ●我々は皆もしかしたら月から地球に移住してきた子供たちなのかも知れない。ピュアだったが地球での生活で自身を見失ってしまったのではないか。大人を慰める童話のように迫ってきた。 ●嫌悪と差別が蔓延している現代で、心を治癒されるに芝居に間違いない。 【あらすじ】 "過去の月には子供たちがたくさん住んでいた。でもその事実を知る者はほとんどいない。月の子供たちはいつも青く光る地球に憧れていて、毎晩夜空の地球を見上げて願いを祈っていたりした” ソウルの中心街、幽霊みたいな出立ちの元漫画家でタクシードライバーのイ・ホン。 タクシーを走らせる。 そんな中、一人の男を引いてしまい、怯えたあまり、自分のワンルームに連れて行ってしまう。 死んだとばかり思っていた男は目おさますと自分をヨンと紹介し、月から来たのだと言う。 イ・ホンは男が頭を怪我したのだと思い茫然自失する。 その瞬間イ・ホンの幼馴染であるチャニョンが「リン」という名前の女性(トランスジェンダー)となって現れ、イ・ホンの家に泊めてくれと我が儘を言う。そうして3人のぎこちない同居生活が始まる。 数日後、オ・スヨンと言う漫画雑誌社の女性記者がイ・ホンを訪ねインタビューを要請する。 イ・ホンはリンが仕掛けたことだと思ってインタビューを冷たく断る。 スヨンは残念がりながら踵を返すと思いがけない事を伝える。 それは7年前に中断していたイ・ホンの漫画『ムーン・ストーリー』がネットのウェブトゥーンとして連載を再開したという事実。 これに驚いたイ・ホンは彼女のスマホを使って事実を確認するのだが・・・。