作詞:ユン・ドンジュ、ユン・イルジュ|脚本:キム・ジシク|作曲:ユ・ハンナ|演出:ユン・サンウォン
パク・ヨンス、ソン・ユドン、アン・ジェヨン、カン・チャン、イ・ドンス、イム・ジンソブ
2025.06.15
2025.09.07
上演予定
イェス24ステージ2館
2024年、第18回DIFM創作支援選定作
詩になって出会った物語 ユン・ドンジュ、ユン・イルジュ ミュージカル『たんぽぽの笛』 【作品概要】 「暗く混乱の中にあった時代に私たちは何を失わずにいられるのか」 1940年、言葉と名前が消され、それによって存在すら危うくなった時代、死を盾にした弾圧と時代の引き止めにも屈せず 人として生きるために詩人として存在した青年ユン・ドンジュ。 1950年、守り抜いた祖国が分かれ、まさに立つ瀬が崩れ落ちた時代。 取り戻せないものを絶えず作り続けた時代の中で、詩として消えるものを建築した詩人ユン・イルジュ。 東京、そして満州でお互いと祖国の安寧を尋ねた数十枚の手紙と詩。 時を超えて、恥ずべき事なき人生を願った兄の視線が 弟の青白い紙の上で再び咲く詩になって出会った兄弟の物語。 日本による植民地時代の代表的な抵抗詩人であり、青春詩人であるユン・ドンジュ、 戦後の廃墟の中でも童心を秘めて記録した詩人ユン・イルジュ。 生涯を通して互いに焦がれた2人の兄弟が花を咲かせた一輪のたんぽぽ。 韓国人が最も愛する詩人、ユン・ドンジュの代表的な詩と 子供のための詩を書いたユン・イルジュ詩人の無邪気な童詩、 二人の友愛にそっくりな兄弟童詩集『たんぽぽの笛』に収録された作品までを描く。 【あらすじ】 時は日本による植民地時代。 詩人の夢を抱いて京城演戯専門学校に留学中のドンジュには故郷のブッカンド・ミョンドンチョンに置いてきた10才の弟イルジュがいる。 兄に似て文学に関心が深かったイルジュは、特に子どもたちの心を込めた詩を書きたがった。 二人の兄弟は暗い時代の中でも筆写と書信でお互いの夢を応援するが、韓国語文の使用禁止、創氏改名など日本の民族抹殺政策が日増しに激しくなり ついには戦争の影までが迫ってくる。 そんな最中でもドンジュは詩を書くことと絶筆の間を行き来しながら、最後まで詩を放さず兄弟はまるでたんぽぽのように いつか咲く詩と童詩を最後まで書き下ろしていくのだが・・・。