脚本:チョン・ギュウォン|作曲:キム・ドヒョン|演出:キム・ミンジョン|音楽監督:チェ・ハヌル
ソン・ユドン、チョン・ウクジン、チョン・フィ、シン・ジュヒョプ、キム・チャンジョン、ホン・ソンウォン、ピョン・ヒサン 他
2025.09.10
2025.11.30
上演予定
ソギョン大学公演芸術センター・スコーン1館
ミュージカル『デカブリ』、凍りついた都市
【作品概要】
耳元に漂う小さな鼻歌
消されたものについてのかすかな記憶
■ショーノートが披露するNEWヒストリカル・フィクション
19世紀ロシア、「デカブリストの乱」以後、検閲と弾圧の時代に舞台で出会う!
思想と文学、時代に対するそれぞれの信念を持った3人、ミハイル、アカキ、アレクセイ。
そして、一冊の本「杭」をめぐる成長と葛藤。
【物語の背景】
デカブリストの乱 Boccmanue deka 6pucmos
1825年12月14日にロシア帝国で起きた若い将校の反乱。
「デカブリスト」はロシア語で12月を意味する「デカブリ(Aeka6pb)」に由来した名前で、1825年ロシアで専制政廃止と政治改革を要求して反乱を起こした将校および貴族革命家たちを称する。
アレクサンドル1世死去後、皇位継承が混乱した隙を狙って、欧州自由主義に影響を受けた青年将校たちは絶対君主制と農労制を批判し、体制改革を試みた。
反乱はニコライ1世の即位日に起きたが1日で鎮圧され、主導者5人は絞首刑、残りの数百人はシベリア流刑を受けた。
その後、ニコライ1世はマスコミ、教育、文学など全般にわたって検閲を強化し、自由主義思想を抑圧した。 反乱は失敗したものの、デカブリストはその後、ロシアの進歩思想の象徴となり、革命家たちに深い影響を残した。
【あらすじ】
1825年12月14日、ロシアのサンクトペテルブルクで「デカブリストの乱」が起こる。
それから10年後の1835年、サンクトペテルブルク、皇帝直轄の秘密警察局第3部捜査官ミハイルは、冷静かつ徹底した性格で昇進を控えている。
過去には文学で世の中を変えようとしたが、今は検閲官として体制の一部となって生きている。
同僚であり友人であるアレクセイから新しいコートをプレゼントされたミハイルは、もう一度自分が選択した人生を守ろうと誓う。
そんなある日、ミハイルは下級正書員のアカキの机で過去に自分が書いた本<杭>を発見する。
ミハイルは衝撃を隠すことができないままアカキの家を訪ね、赤木はこの本が単純な思想文ではなく真の「文学」であり、農奴らの間で彼らの心を癒すものとなっていると話す。
混乱に陥ったミハイルは過去の自分と向き合うようになり、アレクセイから<杭>が人気新刊に浮上しているという知らせを聞く。
自身の正体が明らかされるかも知れないという危機感の中で、ミハイルは結局「杭」の出版および流通を全面禁止させる。
しかし、その後、皇帝が通る道で一人の農奴が遺体で発見され、彼のコートの中から再び<杭>が発見されるが。