演出:ミン・セロム 翻訳・ドラマトゥルク:パク・ダソル
ユン・ナム、カン・ギドゥン
2023.05.17
2023.06.25
上演終了
TOMシアター(2館)
ビートを通じて世界を、自分の存在を表現する、一人の少年の飾らない告白 【作品概要】 ● 2016 モリエール賞 一人芝居賞ノミネート ● 2017 エトワール・デュ・パリジャン 最優秀演劇賞受賞 ● 2019 メーテルリンク批評家賞ノミネート ● 2020 アヴィニョン演劇祭 最高の一人劇賞受賞 人生に打撃を与えるリズム、演劇『オン・ザ・ビート』アンコール、2023年5月17日大学路TOM2館で開幕 「この音が、世界を全て覆います。目に見えるものまで、全部です」 舞台上には1人の俳優とドラムセットだけが存在する。 音で世界を理解する、ある少年の物語。 彼にとってドラムは“情熱”ではなく“たった一つ”、“全部”だ。 「ドラムがただ来たんです。僕のところに」 優れたキャラクター解釈と演技力で観客の信頼を受けたユン・ナム、カン・ギドゥンが、ドラムの前で夢を見る少年、エイドリアンとして観客と再び出会う。 一人の少年が全身を通じて伝える物語とドラム演奏は、舞台と客席を覆うビートを通じて、ただ一つのの宇宙になる。 【レビュー】 インターパーク観覧評点9.9 ● 衝撃的に良い公演!俳優の多彩な演技とドラム演奏と音楽と照明まで完璧で、胸いっぱいのカーテンコールまでとても良かった! ● ドラムの音と私が一つになった時のその気持ちは、本当に言葉で言い表せません。 ● 演劇で、ドラムを素材にしてこんな風に語る一人芝居だなんて…。演技はもちろん、ドラムビートと曲の活用まですべてとても良かったです。 ● 本当に最高です!本当に最高の一人芝居と最高の俳優! ● 初めて見た日、初めて見た衝撃が忘れられない。あまりにも素晴らしくて涙が出た。 ● 胸までずっしりと響く演劇。最初から最後まで胸に響く演劇です。 【あらすじ】 ドラムで本当に最高なのはですね。ゴーストノートが存在するということです。 ゴーストノート…聞こえそうで聞こえないような音なんです。 ...とてもとてもものすごく小さい音、目にほとんど見えないのに、でも存在するんです。 エイドリアンが作るゴーストノートは人々に聞こえない。 エイドリアンはママの心配、ベルナールおじさんの怒り、友達の嘲笑が理解できず、彼らもエイドリアンのことを理解できない。 そんなある日、偶然に聞こえた日常の音、祖母が残したLP音楽等を通じて、“目に見えるすべてを覆う音”、“ビート(リズム)”を発見する。 そのビート(リズム)はエイドリアンに彼だけの世界をプレゼントする。 そしてエイドリアンは、その宇宙の中で光輝く。 私たちが彼を理解しようが、理解しまいが。