脚本:シン・ジイン、ムン・スヨン / 演出:シン・ジイン
アン・テジュン、イ・スンウ、イ・サンジン、チョン・スヒョン、キム・テソン、キム・ジョンフン、イ・チェウォン 他
2023.10.08
2023.11.12
上演中
CJ AZIT(アジト)大学路
ジェーンが言いました。神は自身と似た姿で人間を作っただけで同じに作ったわけじゃない。 人間に似ているが人間ではないAIマシーン。 MADE OF JANE ジェーンで作られたのか MADE BY JANE ジェーンが作ったのか MADE FOR JANE ジェーンのために作ったのか 『メイド・イン・ジェーン』の判決は観客の中の「イン」にある。 【作品概要】 2022年、大学路を熱くしたAIマシーン「イサク」との面談! AIを通して人間を語る。 人間の人生に深く潜り込んでいる人工知能システム。 同時に疎外される人間の価値とメイド・イン・ジェーンの投げかけ。 ”果たして、人間を定義するものとは何か?” 【レビュー】 ・人工知能時代の人間性に関する問いかけ、冷たい洞察と、狡猾な風刺が絶妙。鋭くてエネルギーに満ちている。 ・未来に、私たちはどんな形態で存在し愛するのだろうか? ・統合失調症を患う資本主義社会と鬱病に陥った人間。そして偏執症に陥った機会の間を往来しながら「メイド・イン・ジェーン」は第四次産業革命の脳を解剖している。 ・終演後、考えることが盛りだくさんの秀作。舞台美術をスクリーンが最先端技術みたいで効果的だった。 ・胸が詰まるような余韻を与える公演。ジェーンとヨハンの苦しくなるような愛が悲しかった。人間としていろんな事を考えさせる公演。 ・また観たい。見どころも聞きどころもたくさんあって、観劇後に一緒に見た友人と内容について話したり振り返ったりできて良かった。 【あらすじ】 SF推理ロマンス:人類初のAIマシーン殺人事件が発生した。 近未来、2046年。人類初のAIロボットが人間を殺す事件が起こった。 警察はこの事件を機会の誤作動による事故死として終結させるが、プロファイラーであるイサクはこの判断に疑問を抱く。 "知らなくっちゃ。誰が何故そうしたのか、我々は知らなくっちゃ” 冷たい夜、殺人ロボット・ヨハンの独房をこっそり訪ねたイサク。 ヨハンとの面談が始まる。 ヨハンは自分が、殺してしまったジェーンと恋人だと主張するが…。 クリスマス・キャロルが響くわたる今日、イサクはどんな判断を持ち帰るのか?