脚本:イ・ジヒョン / 作曲:ファン・ミナ / 演出:キム・ドンヒョン / 音楽監督:チェ・ハヌル
ユ・ヒョンソク、ユン・ソクホ、チャン・ミンス、チョン・ウヨン、パク・スルギ、ハン・ボラ、アン・サンウン 他
2023.11.01
2024.01.21
上演中
プラスシアター
2014年ミュージカルハウス ブラック&ブルー開発支援作品 第3回ソウルミュージカルフェスティバル イェグリーン・アンコール 最優秀作品 2015年、2017年韓国文化芸術委員会 オリジナルミュージカル優秀再演制作支援作品
独特のネタ!新鮮なトライ!規格外の笑い! 2015年の初演以来、毎シーズン話題を呼んで愛されてきた大学路を代表するウェルメイド・オリジナル・ミュージカル『小人たち』が帰ってくる! この冬、愉快に溢れる個性で観客を虜にする『小人たち』に期待せよ! 【レビュー】 ・童話のイメージを覆すキャラクターたちの狂った台詞とコミカルな状況、そして率直な欲望を大胆に表現したB級コメディ。 ・風刺的な歌詞を軽快なメロディで紐解いたことで芝居に彩りを与えつつ、俳優たちの可笑しな芝居が際立つ作品。 ・既存のセオリーを完全にぶち壊した挑発的で愉快なオリジナルミュージカル。B級のセンスを真っ当に貫き通したミュージカルの誕生だ。 ・爆笑の中にも鋭いメッセージを潜ませ我々を取り囲む現実を振り返らせる作品。 【あらすじ】 王子と姫たちの美しい愛が成就する童話の国! その国の小人村に小人のチャーリーとビッグが住んでいる。 彼らは毎日のように鉱山で一日中宝石を採掘するが、いくら頑張ったところで現実の行き詰まりから抜け出せるとはとても思えなかった。 そんなある日、童話の国で舞踏会が開かれるとの公示が出される。古くからの伝統で、舞踏会で真実のキスをしたカップルは新しい童話の主人公になれるのだという知らせは、人生一発逆転ばかり狙っているチャーリーにとっては胸躍るものだった。 チャーリーはビッグとともに、煤だらけのシンデレラをお姫様に仕立て上げた魔女を訪ねて、王子にして欲しいと乞うが、魔女は、もうトンビが鷹を産む時代は終わったのだと、魔法なんてもう当てにならないと言う。 しかし諦めの悪いチャーリーとビッグは、やがて魔女に取引を持ちかけるのだが…。 【キャラクター】 ■チャーリー 背は低いが野望は高い小人。 鉱山で宝石を採掘してはサラリーをもらうだけの安全な小人たちの人生に息苦し然を感じる彼に、ついに舞踏会という人生一大のチャンスが巡ってきた! 幼い頃から素敵な王子様のように生きたかった彼は、お姫様に出会って童話の主人公になるという野望を実現するために行動を開始する。 ■ビッグ 「白雪姫と7人の小人」で七番目の小人だった彼は、今では人々の記憶から忘れ去られ年老いていた。 鉱山で働きながら今日か明日か、死ぬ日を待つだけの彼には秘密が一つあるのだが、それは小人である彼が白雪姫を愛していたということ。 死ぬ前に最後にもう一度彼女に会いたいと勇気を振り絞ってチャーリーの話に乗った彼は、今冒険の旅に出る。 ■人魚姫 愛にすべて賭けたことがある姫。 人間を愛してしまし姫という地位まで捨てて愛を選んだが、王子の裏切りで泡になってしまった。 これを不憫に思った姉たちが魔女に頼み込んで彼女が再び人魚に戻れるよう助けたが、今は姫ではないただの人魚。 また傷つくかも知れないと、表向きにはもう愛には興味がない振りをするが、彼女はいまだ本当の愛を夢見ている。 ■白雪姫 一点の曇りもなく期待された役割を忠実にこなしてきた模範的な姫。 生まれつきの美貌で周囲の機体を一身に浴びて育ってきた。 結婚してようやく、本当は自分が何を求めているのかに気付くが、今更心の赴くままに生きるには世間の目がまだ怖いばかりだ。 ■シンデレラ 逆境を乗り越えて出世を成し遂げ童話の国の伝説となった彼女。 父が他界した後、継母のいじめにあいながら、まさに煤だらけのまま人生を終えるところだったが、生まれつきの戦略家の才気を発揮し、魔女の手助けによって舞踏会で王子と出会い童話の中のお姫様となった。 しかし喜びも束の間、王子は誰でも金持ちだと思っていたのに、彼女の王子は文無しだった。 うんざりするような貧乏暮らしが嫌だった彼女を再び誓うのだった。二度と貧乏だったあの頃に戻りはしないと。 ■王子1,2,3 知ってる、俺って凄いの。だからってそんな目で見ないで… 人はいつも似た者どうしで連んでるエリート貴族一家出身の彼らを羨ましがる一方で、虚勢を張っているだけと彼らを色眼鏡で見る。しかし金と名誉、見た目まで三拍子揃った彼らの心の奥には、何にも傷つけられたことがない柔らかい心があって…表向きの刺々しい性格とは違って、容易く感動してしまう繊細な感情の持ち主たちだったのだ。