脚本:キム・ジョンミン|作曲・音楽監督:ソン・チャンギョン|演出:イ・ジェジュン
ソン・テジュン、ムン・ギョンチョ、イム・ジュニョク、ファン・ミンス、チョン・ジェファン、ソ・ヨンテク、ソン・チャンギョン 他
2025.07.28
2025.10.12
上演中
TOMシアター(2館)
「一つの道を進み続けることは後ろに向かうのと同じだ」
1900年代、文化芸術が最も盛んだったフランス・パリのベル・エポック!
その時代を背景にしたショープレイの人物ミュージカルプロジェクト、待望のラストストーリー
Part1.「ダンスの神」と呼ばれた天才バレリーノ『ニジンスキー』
Part2.モダンバレエを確立した不滅の製作者『ディアギレフ』
Part3.「現代音楽のツァーリ」と呼ばれる作曲家『ストラヴィンスキー』
革新的な音楽で現代音楽の転換点を成し遂げたストラヴィンスキー
冷酷な現実でも消えなかった彼の音楽が舞台に立ち上る。
■人物ミュージカルの完璧な仕上げ、
ミュージカル『ストラヴィンスキー』という最後のピースを合わせる!
2019年に始まったショープレイの人物ミュージカルプロジェクトの大団円をミュージカル『ストラヴィンスキー』が完璧に飾る。
「バレエ・リュス」を中心に人物を探求した以前のシリーズとは異なり、
ミュージカル『ストラヴィンスキー』は、バレエ・リュスという黄金期以降の人物にスポットを当てる。 前シリーズと異なる人物の登場と新しい背景で新鮮な衝撃を与えると同時に、その中に溶け込んだ見慣れたキャラクターと事件はシリーズをより細かく繋げる。
■4台のピアノ、4人のプレーヤー
ストラヴィンスキーの音楽的情熱が舞台上に息づく!
ミュージカルで再解釈される天才作曲家ストラヴィンスキーの音楽は、皆の期待を上回る。
特に、舞台上の4台のピアノが観客の好奇心を刺激し4人のプレーヤーが披露するピアノ演奏は、観客を圧倒するだろう。
さらに、ミュージカル『ニジンスキー』『ディアギレフ』『ストラヴィンスキー』を貫く馴染み深いメロディーは3人の芸術家が追求した完璧性を具現すると同時に、人物ミュージカルに完璧なピリオドを打つ。
【あらすじ】
1917年、イゴール・ストラヴィンスキーが戦争の渦から逃れてスイスに定着していた時期。
イゴールとシウムはピアノが置かれている小さな古い部屋でチェスをしている。
戦争によってすべての収入が途絶え、母親よりも親しく過ごした乳母の葬式までまともに行わない状況。そんな現実から逃げようとするようにしきりにチェスに興じるイゴールをじっと見守っていたシウムはイゴールに音楽をやめろと言う。
考えたこともない言葉に戸惑うイゴール。
戦争も貧しさも自分が音楽を書くことには全く問題にならないと言って絶対音楽をやめられないというイゴールに、シュムは結局、「問題は君の音楽だ」と我慢してきた言葉を吐き出す。
14ヶ月間一曲も売れなかった理由は他でもなくイゴールの音楽が既に寿命を迎えたからだと主張するシウム。
シウムは自分の言葉を証明するために賭けを提案し、イゴールはシウムの言葉が間違っていることを証明するために新しい曲を書き始める。
しかし、シウムが確信していたようにイゴールの音楽は何度も断られ、遂に二人は初めて会った日からバレエ・リュスに至る日々の話まで持ち出して諍いはどんどん大きくなっていく…