脚本・演出:ペ・シヒョン|作曲・音楽監督:カン・チョル
イ・ソヌ、イム・テヒョン、チョ・ソンテ、チェ・テイ、チャン・ボラム、ユン・ジウ、イム・ガンソン 他
2025.10.10
2025.12.28
上演予定
劇場オン(旧CJアジト)
【作品概要】
世の中は正しい方向に進むことを望んでいるのか?
ならば、世の中はなぜ似たような悲劇を繰り返すのか。
繰り返される物語の中、答えを見つけたい人たちの物語
ミュージカル「名もなき約束より」は、この二つの質問から始まる。
「韓国戦争前後の民間人虐殺事件(報道連盟事件)」
その中と外に置かれていたすべての人々に向き合う
私たちの物語に舞台で会う。
【あらすじ】
1961年4月19日、大学生のウヒョンは、韓国戦争当時に失った
長兄のヒテクを捜し回る中、次兄のユンソプと衝突を起こす。
「ヒテク兄さんはアカどもの砲弾を受けて死んだって何度も言ったるのに
どうしてまだ未練を捨てられないんだ」というユンソプの言葉に、
ウヒョンは「遺体を直接見たわけじゃないんだから、もしかしたらまだ生きているかも知れない」と話す。
これ言葉はユンソプの怒りに火をつけるばかり。
ユンソプは悔しさと怒りに耐えられず家を飛び出すが、
彼もやはり過去を完全に手放すことができなかったのは同じだ。
彼は戦後に生じた神経衰弱症のため、いつも頭痛に悩まされる。
そんな二人の兄弟をなだめることができるのは、ユンソプの妻で、ウヒョンの兄嫁であるジュヒ。
ジュヒは2人に過ぎ去ったことはただ過ぎ去ったことに過ぎないと、取り返しのつかないことに囚われてはならないと優しく諭す。
そんな彼ら家族の前にある日、インギョンが現れる。
ウヒョンの学科の先輩であるインギョンはウヒョンに
韓国戦争当時にあった民間人虐殺事件について知っているかと尋ね、
インギョンの言葉から、どこか妙な感情を受けたウヒョンは
インギョンと共に虐殺証言の採録を手伝うことになる。
その過程で、ウヒョンはヒテクのことと関連し
次兄のユンソプが何かを隠していることに気づくのだが…
果たしてこの旅路の果てで彼らが向き合うことになる真実は何なのだろうか。