
作:ソン・ジェヒョン(성재현)|作曲:ヤン・ジヘ(양지해)|演出:イ・オジン(이오진)|振付:キム・ビョンジン(김병진)
パク・ヨンビン、パク・ジュヒョク、リュ・チャンヨル、キム・ヒョンギ、キム・ジュンシク、ノ・ヘソン、ムン・ジナ 他
2026.11.18
2027.02.07
上演予定
リンク・ザ・スペース(1館)
「私たちは数字ではない。」
名前を失った5人、記憶をたどる旅
異なる時代と場所をつなぐ、密度の高い5人芝居
作品紹介
自分の体に刻まれた「1」「23」「21」「408」「130」という数字だけで互いを区別する5人。
正体の分からない壁は彼らを追い詰め、壁の隙間から吹き込む風は、忘れていた記憶を呼び覚ます。
5人の俳優は自分の役を演じると同時に、他者の記憶の中の同僚や家族、周りの人物としても登場し、互いの物語を完成させる。
人物たちは場面を生きながら、自分の行動と感情を自ら語ることもある。
この構成によって観客は、出来事を追うと同時に、その出来事がどのように記憶され、語り継がれるのかを見つめることになる。
異なる人生を行き来する5人の俳優の関係は、物語が進むにつれて変わっていく。
見知らぬ数字として出会った彼らが、互いの物語を聞き、名前を呼ぶようになる過程が、作品の中心をなしている。
熱いエネルギーで共に歩むクリエイティブチームと15人の俳優たち
ミュージカル『ブロークン・ナンバーズ』は、ミュージカル『ブロンテ』で実力を示した2人のクリエイター、作家ソン・ジェヒョンと作曲家ヤン・ジヘによる新作。
ミュージカル『ブロンテ』『バーン・ザ・ウィッチ』『グレイハウス』などで、繊細な筆致とほかにはない感性で観客の心を動かしてきた作家ソン・ジェヒョン。
スタンドアップ・コメディ『パンクソク・ミュージカル』『インファ』『ブロンテ』などで、やわらかなバラードから力強いサウンド、弾むような音楽まで、幅広い音楽で作品を表現してきた作曲家ヤン・ジヘ。
この2人が、記録と記憶、人間の存在をめぐる問いを舞台の上に広げる。
数字に押し込められた出来事の中から、一人の人間の具体的な人生をもう一度見つけ出していく過程を、台詞と歌で描く。
しっかりした台本と音楽をもとに、同時代の問題意識を人物の生き生きとした声と大胆な舞台表現で描き出してきた演出のイ・オジン、躍動感のある振付で作品に活力を吹き込んできた振付のキム・ビョンジンが加わり、5人の人物の記憶と感情が交差する舞台を完成させる。
さらに実力ある15人の俳優が加わり、作品に魅力とエネルギーを添える。
悲劇が数字として残る時代、私たちが記憶すべき名前
事件の規模や被害を伝える数字の裏には、それぞれの夢と日常、つながりを持つ人々がいる。
『ブロークン・ナンバーズ』は、繰り返される暴力の中でかき消されがちな、一人ひとりの顔を見つめる。
ある人にとっては死としてだけ記憶されている日が、別の誰かを救うために行動した日でもあったこと。
ひとつの記録として残された人にも、好きな音楽や叶えたかった夢があったこと。
作品はそれを浮かび上がらせる。
「私の痛みは、あなたの痛みになり得るだろうか?」という問いから始まる『ブロークン・ナンバーズ』は、観客を記憶の旅へと誘う。
数字の向こうに確かにいた人々と向き合いながら、私たちが何を記憶し、どのように互いをつなぎとめていくのかを問いかける。
SYNOPSIS
「私の痛みは、あなたの痛みになり得るだろうか?
あなたの痛みは、私の痛みになり得るだろうか?」
目を開けると、四方は壁。出口はない。
5人に残されたのは、体に刻まれた数字だけ。
23、21、408、130、そして1。
彼らは自分が誰だったのかを覚えていない。ただ一人、1を除いて。
壁の向こうからは、誰のものとも知れない悲鳴が聞こえ、
壁はまるで生きているかのように、少しずつ内側へと迫ってくる。
互いを信じられずにいた5人は、壁の隙間から漏れ入る風をたどり、出口を探しに出る。
しかし道の果てにたどり着くたびに、また別の壁が行く手をふさぐ。
そのとき、再び風が吹く。
彼らが誰だったのかを告げようとする、記憶の風が。
忘れていた人生のかけらが、ひとつ、またひとつとよみがえる。
ある人の記憶が別の人の記憶を呼び覚ますたびに、
彼らを閉じ込めた壁の正体も、少しずつ姿を現す。
そして、異なる時間、異なる土地からやって来た記憶の中では、
不思議なほどよく似た何かが繰り返されている。
数字たちは向き合わなければならない。
自分たちを閉じ込めた壁と、その壁が最後まで消し去ろうとしたものに。
そして、選ばなければならない。
忘れるのか、記憶するのか。
CAST & CHARACTER
1
「僕たちは目撃しなければならない。僕たちが誰なのかを。」
パク・ヨンビン(박영빈)
パク・ジュヒョク(박주혁)
リュ・チャニョル(류찬열)
23
「それが希望ってやつだ、バカだな。
本当に怖いのは、ここにひとり残されて死んでいくことだ。」
キム・ヒョンギ(김현기)
キム・ジュンシク(김준식)
ノ・ヘソン(노혜성)
21
「本当はね、何かが終わらないと始まらない物語もあるの。」
ムン・ジナ(문진아)
アン・サンウン(안상은)
パク・ソニョン(박선영)
408
「人間はどうしてこんなに、何かを殺したくてたまらないんだろう?」
イ・ソフ(이서후)
イ・ソンジュ(이선주)
チェ・スヒョン(최수현)
130
「誰かを殺せないのなら、誰かを救ってはいけないのだろうか?」
チョン・ホジュン(정호준)
イ・ヒョンジェ(이현재)
チャン・ミンス(장민수)