脚本:ペク・ヘビン / 作曲:ムン・ドンヒョク / 演出:チョン・チャンス
ヤン・ジウォン、キム・ジュニョン、ファン・ミンス、チェ・ミヌ、クム・ジョ、パク・セヒム、ソン・ユハ 他
2023.12.09
2024.03.10
上演中
ソギョン大学公演芸術センター (スコーン2館)
”わたしはエゴン・シーレ!” 【作品概要】 ■新たなミュージカルの形、一つの舞台でフタルのストーリー、オムニバス・シリーズ・ミュージカル! 「画家」というテーマをそれぞれ違う物語で紐解き、一つの空間で二つの作品を同時に見ることができるオムニバス形式の当日連作公演! ■まるで展示会に来ているような、舞台を埋め尽くすエゴン・シーレの作品! 鏡の中の自分を見つめて数多くの自画像を残した画家エゴン・シーレが、自ら解説者となり自身の絵とミューズについての話を始める! ■ライブバンドがお届けする美しく抒情的なメロディ! 「暑い夏」のような人生を生きたエゴン・シーレ。芸術的な仲間であり恋人だったヴァリー。 一つの世紀に一つの芸術として残ろうとした彼の作品の物語をピアノ、ドラム、ギターなどによるバンドサウンドの軽快なナンバーでお届けする! 【レビュー】 ・ミュージカルと展示会のどちらも好きだが、両方を同時にやっている感じ! ・寒い冬なのにエゴン・シーレの会場に入った途端、真夏に飛び込んだような気分になる公演だった! ミュージカルナンバーも中毒性があって最高でした! ・新たな形式と演出!オリジナル作品の妙味!台詞から歌詞まですべてが完璧! ・一編のロックミュージカルのような強烈な画風に負けることなく強烈に迫ってくるエゴン・シーレの姿を見届けました。 ・ガハハと笑いながら始まり、号泣で終わる作品!! ”正直で完全な自分になることが芸術の本質であり始まりなのだから、永遠に子供でいられないことには不可能な仕事じゃないだろうか” 【観劇ポイント】 ”一つの舞台の二つのストーリー、歌う画家たちの物語” ●二つの作品は画家をテーマにした各々違う物語を紐解くオムニバス形式の当日連絡公演で、観客は自身が見たい作品を選ぶか、当日に二つの作品を一度にまとめてみるという「ミュージカル一気見」なる一風変わった形で作品を観劇することができる。 ●出演俳優が二つの作品に同時に出演し、同じ舞台でまったく違う人物を演じる一人二役という新たなチャレンジをしているので、俳優の演技的な変身にも期待していただきたい。 ●典型的な公演制作方式から抜け出し新たなミュージカル形式を作り出したこの二つの作品でのみ「観客の選択」「一気見」のような既存の公演とは違った新たな観劇体験をすることができる。 ●ステージ上のライブバンドの華やかな演奏が伝える美しいナンバーを鑑賞できる。 新たなチャレンジから生まれた連作シリーズミュージカル『モディリアーニ』『エゴン・シーレ』 二作品の舞台から生まれ変わった画家たちの芸術と愛、そして人生についての物語を観客に届ける。 【あらすじ】 ”わたしの絵は寺院のような場所に飾られるべきです” 鏡の中の自分を見つめながら、数多くの自画像を残した画家エゴン・シーレ。 1918年、新たな時代を開くウィーン分離派の展示会でエゴン・シーレの絵は中央展示室に飾られることになる。 自分自身に対する自負心が相当なエゴン・シーレは自らが解説者となって自身の絵について語り、絵にまつわる物語を聞かせてくれる。 幼い頃から絵に対する飛び抜けた才能を持っていたエゴンは最高の美術学校であるウィーン美術アカデミーに入学する。 エゴンは入学当初膨らむ夢を持って絵を描いていくが、アカデミーの強圧的で保守的な教育に適応できない。 そんな折、新たな時代の芸術が必要と謳う「ウィーン分離派」のトップであるクリムトに会い、これをきっかけに「新芸術グループ」を作って自分だけの芸術を展開し始める。 さらに芸術的な仲間であり恋人のヴァリーと出会うことで、エゴン独自の芸術世界は更に深まっていく。 そんなある日、エゴンは突如牢獄されてしまうのだが…