脚本:アン・リジュン / 演出:ソ・ジョンワン
キム・ドビン、チョ・プンレ、ソンヨン、チェ・ホスン、カン・チャン、アン・ジファン、ホ・ヨンソン 他
2024.01.16
2024.04.07
上演中
リンクアートセンター(ドリーム3館)
”僕が本当に望んでいるものが何なのか聞きたいです。僕の心の声を” 【作品概要】 保守的で厳格な神学校「ハイリッヒ」の怪しい特別活動班「カンプフ」を背景に、学校の心の声箱である「ヘルツクラン」が設置され他ことで起こる物語を描いている。 互いに性格も方向性も違う人物たちが、学校という閉じた空間でそれぞれの不安と痛みを抱えたまま本当の自分を探すために奮闘する姿が、熱い論争と葛藤を通して劇場的に繰り広げられる。 過去と現実が交差しながら人物の心理が変化し、そこから徐々に真実が炙り出される瞬間、人物たちはまた別の問いに巻き込まれる。観客はその苦難と苦しみの過程を共にする中、自分の「心の声」に対して自らに問うことになる。 【あらすじ】 20世紀半ば、全世界が自由主義と共産主義の両陣営に分かれ、ドイツが東ドイツと西ドイツに分かれていたとき、規律が厳しい神学校ハインリッヒに赴任した見習い教師デミアンは怪しい特別活動班「カンプフ」を作る。 暗い記憶に苛まれながら苦しむシンクレアは「カンプフ」に加入し、そこでデミアンと出会い新たな人生に惹かれていく。 しかし幸せも束の間、デミアンは黙って姿を眩まし、「カンプフ」は誰も訪れない捨てられた空間になってしまう。 それから数年後、シンクレアは長い旅路の末、デミアンの作業室にたどり着くのだが・・・