再創作・演出:オ・セヒョク 作曲・音楽監督:ダミロ 振付:イ・ヒョンジョン
チョ・プンレ、イ・ヒョンフン、イム・チャンミン、キム・ヒョンジン、チョン・ウヨン、イ・ハンビョル、ホン・ナヒョン 他
2024.04.08
2024.06.30
上演中
リンクアートセンター・ドリーム(4館)
廃墟の中に輝く星 「私はただ自分の中から湧き出てくる道に沿って生きたかっただけだ。 だけどその道が、なぜこんなに大変なのだろう」 【レビュー】 ● 常にアイデンティティ探しに追われるこの時代のすべての人々に贈る、慰めと応援のメッセージ(シングルリスト) ● 背景と照明、音楽まですべてが“デミアン”を描く(アートインサイト) ● 固定されたキャストなしに、すべての俳優がシンクレールと“デミアン”を交互に演じる独特の構成 (ニュースカルチャー) 【作品概要】 ● 世界中が愛する最高の名作小説『デミアン』、一つの魂の成長記録 『車輪の下で』、『デミアン』、『シッダールタ』などの主要な作品を残したドイツの文豪、ヘルマン・ヘッセの小説『デミアン』を再創作し、男性性と女性性、善と悪の二分法的な区分を越えて本来のアイデンティティを探していく過程で内面の顔に向き合うシンクレールの内的旅程を描く。 ● 完全なキャラクターフリーに向けた2回目のシーズン 固定されたキャストなしに進行するキャラクターフリー形の二人劇を、混成ペアとして披露した初演に基づいて、再演は同性ペアで進行することによって以前とは違う表情を見せ、これまでになかった新しい形のキャラクターフリーにもう一歩近づく。 ● 4人構成のライブバンドで伝える爆発的なサウンド ピアノ、 ギター、 ドラム、 エレキチェロの4人組のライブバンドが時には叙情的で優しく, 時には強烈で爆発的に戦場と廃墟と暖かい教室、 闇と明るさを行き来しながらシンクレールの心を演奏する。 【あらすじ】 若い軍人シンクレールが戦場の廃墟の中で死んでいく。 仲間たちはそれぞれ違う顔ですでに死を迎えている。 一人残されたシンクレールは、自分の未来を知ることができず、恐怖に震える。 その時、闇の中から誰かが現れる。 戦争を超越するかのように悠々と歩いてくる彼を見て、シンクレールは忘れていた昔の顔が思い浮かべる。 シンクレールは暗闇の中の見えない顔と会話をしながら、自分の過去をゆっくり旅し始める。 旅が始まり、廃墟の跡は過去に向かって再び建て直される。 すべての過去を経て、再び崩れた廃墟の中でシンクレールはどんな選択をすることになるだろうか。