脚本・作詞:キム・ハンソル / 作曲:パク・チョンフィ / 編曲:Greg Jarrett / 演出:キム・テヒョン
ユン・テホ、ソ・ヨンジョン、ソン・ムンソン、キム・ゴンへ、チェ・インヒョン、パク・ジェウン、イ・ドンギュ 他
2024.05.12
2024.05.26
上演中
芸術の殿堂 CJトウォル劇場
韓国科学文学賞長編大賞受賞作『千の青』 ■「何も排除せずに一緒に進む方法を見せてくれる暖かくて煌びやかな小説に出会った。 ありがたくてたまらない」(チェ・ジンヨン、小説家) ■「壊れて怪我をした小さな存在たちの粘り強い連帯の向こうにしか見られないきめ細かな喜びが青々と輝く」(ミン・ギュドン、映画監督) 【作品概要】 ■「煌びやか」という言葉から始まって「美しい」で終わる、 千個の単語で構成された私の世界、新しい世界。 ■最高の創作陣とソウル芸術団だけが伝えることのできる舞台という温かい癒し。 韓国舞台界を代表するキム・ハンソル作家、パク・チョンフィ作曲家、キム・テヒョン演出家などが参加した2024年最高の期待作『千の青〜サウザンド・ブルー』。 舞台という時空間的な制約を超えて美しく繰り広げられるこの作品は、進歩する技術の中で薄れていく存在を見つめ、労いと温かさを伝えるドラマだ。 ソウル芸術団ならではの色をつけ、原作以上の感動を伝える。 ■「私たちは皆ゆっくり走る練習をする必要がある」 ・下半身が壊れたまま廃棄される日を待つだけのヒューマノイド騎手「コリー」 ・途方もない未来の前で彷徨う「ヨンジェ」 ・障害を持ったまま生きていく少女「ウンヘ」 ・相方を失って止まってしまった時間の中で果てしない哀悼を繰り返す「ボギョン」 最も低い可能性から最も高い希望を持つ人々の物語 【あらすじ】 2035年、韓国での競馬のために「騎手ヒューマノイド」が工場で作られる。 中でもC-27は研究員のミスで開発中の学習用ヒューマノイドチップを持つようになり、千個の単語が分かるようになる。 自分と呼吸を合わせる馬「トゥデイ」が、ある瞬間から走る事に喜びを感じていないことに気付いたC-27は、トゥデイを止めるために自ら落馬する事を選択する。 そうして下半身が壊れたまま廃棄処分を待つだけのC-27の前にある人物が現れる。 3パーセントの生存確率しかない火災現場から生き残った過去があるボギョンは、300%の責任感で二人の娘のヨンジェとウンヘを育てている。 ウンヘは毎日馬小屋に車椅子で訪れ安楽死を待つトゥデイを眺める。 ヨンジェは廃棄処分を待ちながら空を眺めるC-27に好奇心を抱く。 やがて全財産をはたいてC-27を購入し、彼を「コリー」と名付ける。 静かだった3人の母娘の人生に入ってきた「コリー」は彼女たちに穏やかな波となっていくのだが…。