脚本:シン・スンウォン 演出:キム・ジホ 作曲:イ・ウノ
ソ・スンウォン、イ・ジュニョク、キム・ジフィ、ヤン・スンリ、キム・ジュヨン、イム・ゴンヒョク、キム・アソク 他
2020.12.05
2021.03.21
上演終了
大学路ドリームアートセンター(3館)
君に送るシグナル 誰かには切実だけど 誰かには聞こえないシグナル 【レビュー】 ● 客席を離れた後も余韻がなかなか消えない。物語のあらゆる所に比喩と象徴があふれるてるので、考えさせられる要素が多い。(韓国日報) ● この作品が問いかける数々の悩みに比べればむしろ、素材に対する論議はミクロ的なものだと感じたりもする。その視線と観点によって、作品の結末への理解も変わる可能性がある面白さがある。(ソウル新聞) ● 怪物を生み出すシステムと、視線についての演劇的な洞察力。(評論家 ペ・ソンエ) ● 生徒たちと先生の話の中で、それぞれが経験している偏見と、フレームについて考えさせられる作品。(ニュースカルチャー) 【作品概要】 ● 「偏見、そしてフレーム」 社会の中に存在するもう一つの世界である学校。 そこで、私たちはどこを眺めているのだろうか。 この作品は社会的観念と約束。それぞれの視線が作り出した固定観念とフレーム。憎しみ。疎通の不在を扱っている。 社会的偏見の始まりは疎通の不在と根強い憎しみから始まり、時には考えを偏見の中に閉じ込めたりもする。 演劇『BEEP:ビープ』の中で響き渡る、小さな叫び声を私たちは全員が聞くことはできるだろうか。 誰かが叫ぶ声、 あなたは聞いてあげるのか?顔を背けるのか? 【あらすじ】 郊外にある国際高等学校の本館と寮を背景に物語は始まる。 学校の長期休み、寮に残ることを希望した学生たちだけが、先生たちと一緒に特別授業と自習に集中している。 ドンウがリードしている演劇クラスは、担任であるヨンジュンの推薦で「RICHRD MCBEEP」という作品を選択し公演を準備する。 生徒たちは自分のアイデンティティを取り戻す過程で、それぞれの混乱を経験する。 混乱している子供たちに演劇クラスの先生であるドンウは、「何かあったら先生に必ず話さなければならない」と話す。 しかし、担任の先生に話してみても相談時間に来いという言葉が全てだったと話すユジン。 ドンウが再び助言すると、ユジンは一つ提案をする。 急に何かあった時は自分たちだけが分かる言葉、「マクビープ」と叫ぼうと。 彼らが約束したシグナル「マクビープ」、彼らはお互いが送るシグナルを聞くことができるだろうか。