イ・イェウン、イ・ヘラン、ユ・ヨンジョン、チョン・ウンヨン、イ・スジョン、イ・ソヨン、ソ・ユジン 他
2023.07.15
2023.08.19
上演中
国立劇場(ヘオルム劇場)
「痛く、嬉しく、熱く、人生の波を越えて生きていくつもりだ」 炎のような人生をあきらめずに耐えてきた、そのすべての日々の話 【作品概要】 ● 昨年、観客と評論家の好評で初演を成功させたソウル市ミュージカル団の創作ミュージカル『アロハ、私のお母さんたち』 2023年、大劇場に舞台を移し、より大きくなった感動とミュージカルの魅力をたっぷり込めて観客と出会う! 写真一枚に運命をかけてハワイに発った3人の少女が伝える、勇気と希望のメッセージ! 人生の波を越えて成熟した大人になっていく、主体的ではつらつとした少女たちであり、強い生命力を持った母親たちとの密接のつながりと愛を描く。 エキゾチックな背景を再現したステージと衣装の美しいミザンセーヌ、クラシックさと現代的な感性を組み合わせたライブ演奏、最高のアンサンブルが披露する華やかな振り付け、2023年にはさらに豊かな舞台が披露される。 児童青少年文学界を代表する作家イ・グミの人気同名小説のミュージカル化。 見知らぬ土地で苦労して根を下ろして生きてきたコリアン・ディアスポラの物語が、100年の時を越えて胸に温かい感動を与える。 ● ソウル市ミュージカル団 ソウル市ミュージカル団は1961年に創立された韓国初のミュージカル団体で、国公立団体の中では唯一のミュージカル団体です。 1961年、韓国伝統芸術の国際化を目標にミュージカルを導入したイェグリン楽団を基にソウル市歌舞団、1972年国立歌舞団、1977年ソウル市立歌舞団を経て1999年、世宗文化会館の財団法人化をきっかけに現在の名称であるソウル市ミュージカル団となりました。 『ドン・キホーテ』、『ファンタスティックス』、『ウエスト・サイド・ストーリー』、『屋根の上のバイオリン弾き』など外国ライセンスミュージカルと『サルチャギ・オプソイェ(こっそりいらして) 』、『ソンチュンヒャン』、『両班伝』など韓国的素材の作品をはじめ、『若草物語』、『ワンダーボーイ』、『アロハ、私のママたち』など様々な素材の創作ミュージカルを開発して創作ミュージカル活性化に寄与する一方で『ジャングルブック』、『アニー』のような家族ミュージカルをはじめ、再び春に中高年の観客に至るまで、文化芸術観客の底辺を広げようと努力しています。 【あらすじ】 1920年、慶尚道金海の小さな村、オジンマル村。 義兵活動で父を亡くした貧しい没落両班(ヤンバン)の娘ポドゥルと、結婚するやいなや未亡人になって家に帰ってきたホンジュ、霊媒師(ムーダン)の家の娘という理由で被差を受けてきたソンファ。 18歳の花のような彼女たちはそれぞれの夢と希望を追い求め、仲介人が持ってきた写真一枚に運命をかけて「写真花嫁」となって地上の楽園と言われるポワ(ハワイ)に行く。 しかし、期待とはあまりにも違う現実が彼女たちの前に置かれる… 苦難と逆境の中でも消えない炎のような意志で人生を生きてきた、その日々の物語が繰り広げられる。 ● 写真花嫁 ハワイのサトウキビ農場の労働者として出発した朝鮮の男性たちが、故国で嫁を探すために行われたお見合い結婚の風俗である「写真結婚」。 少女たちはハワイ移民1世男性の写真一枚だけを見てハワイに嫁ぎ、「写真花嫁」と名付けられた。 写真は大体が10年以上前のハワイ移民労働者募集の時に撮った写真だったり、他人の邸宅や良い車を背景に演出した写真だった。 花嫁たちは写真とは違う年老いた新郎と向き合って戸惑うが、ハワイに来る費用を新郎が負担したうえ、故郷に帰る船賃もなく、行く道は遠すぎた。 また、帰っても待つのは暗鬱な現実と漠然とした未来だけだったので、結婚をやめることはできなかった。 そのように結婚した写真花嫁たちは昼には夫と一緒にサトウキビ農場で働き、夜は針仕事をして生計を立てて子供たちを育てた。