
原案:キム・ジシク|原作脚本・作詞・作曲:クォン・スンヨン|演出:ホン・スンヒ
パク・ランジュ、チュ・ダオン、ユン・ウノ、キム・リヒョン、ファン・スンジョン、チョン・へジュ
2024.04.23
2024.07.14
上演中
チュンムアートセンター(中劇場ブラック)
 <どんな結末であろうと自分の意思で>
 
 【作品概要】
 虚構と実在、その間に書かれた物語。
 
 ペン先から始まったもう一つの世界、私が作った世界の中に私が存在するとしたら?
 
 20世紀を代表するモダニズム作家ヴァージニア・ウルフ、彼女の文章と人生の裏側から始まった物語。
 時代を貫くヴァージニア・ウルフの人生についての考察、彼女の文章から人生に向き合う勇気と今日を生きる希望を探す。
 
 <アデリーン・ヴァージニア・ウルフ>
 意識の流れの技法で文学の革新を成し遂げた20世紀最高の作家。
 ヴァージニア・ウルフの本名は「アデリーン・ヴァージニア・スティーヴン」。1882年、英国ロンドンで当代の著名な学者で文筆家だった父親のレズリー・スティーヴンと母親のジュリア・プリンセップ・ダックワースの間に生まれた。
 男兄弟のように公式大学教育は受けられなかったが、幼い頃から父親の書斎で多くの本を読みふけりながら時間を過ごした。母親と父親が亡くなった後、最初の精神異常症状が現れ、神経疾患は一生彼女を苦しめた。
 その後、画家の姉ヴァネッサと共にロンドンのボヘミアン地域であるブルームズベリーに滞在しケンブリッジ大学出身の知識人、芸術家たちと集まりながら交流を始めた。
 『ダロウェイ夫人』『灯台へ』『波』など20世紀の秀作とされる小説や
 『The Common Reader 』のような優れた文芸評論、書評などを発表しモダニズムを代表する作家として認められた。
 
 
 <存在するためにペンを握らなければならなかった文章の中に人生を描いた彼女の、彼らの物語>
 
 美しい旋律で虚構と実在の境界を行き来する
 ジャズとクラシックのクロスオーバーで構成された完成度の高いナンバー
 ライブで出会うピアノトリオサウンドと
 拡張された演奏技法を活用して新しいスペクトラムの音楽を披露する。
 
 
 【あらすじ】
 1927年、イギリスのロンドン。
 突然の借金と解雇通知で生活苦に苦しんでいるジョシュア。
 ある日、川辺に倒れているアデリーンを発見する。
 「ここが私の小説の中だったらどうしますか?」
 ジョシュアはアデリーンに出会い、自分の人生を変える機会を夢見る。
 彼女が元の世界に戻れる方法もまた小説を完成させることだけ。
 しかし、文章が完成すればするほど締め付けてくる悪夢に
 彼女の精神は疲弊していき…。
 アデリーンとジョシュアは 新しいページを埋めることができるだろうか?